![]() | 夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル (2002/11/06) みすず書房 この商品の詳細を見る 評価:★★★★★ |
実際にアウシュビッツにぶち込まれ、散々な目に遭い続けながらも、奇跡的に困難を乗り越えることができた心理学者の体験を元にしたノンフィクション。アラン・レネの映画『夜と霧』で、ユダヤ人の死体の山を見て吐きそうになった気の弱い人でもこれなら読める。グロテスクな記述はそれほど出てこない。それどころか、非常に詩的で洗練された美しい文章で書かれている。ナチスの残虐な犯罪どうこうがメインテーマではなく、あくまでも人間というものについての著者の考察が核となっている。胸が苦しくなるかもしれないが、読まないよりは読んだ方がいい。文句なしの名著。


